FXの初心者はドル円から始めよう

 

f:id:tsuyoshi820:20190621231616j:plainFX初心者におすすめな通貨ペアは米ドル/円

FXを始めるにあたって、口座開設が終了し入金が完了すると、まずは取り引きしたい通貨ペアを決めなくてはいけません。
初心者のFXトレーダーの多くが、米ドル/円の通貨ペアを初めに選択する事が、ほとんどだと思います。
言わずもがな世界の基軸通貨の「米ドル」と、当然日本人に1番馴染みの深い通貨「日本円」のペアになります。
現在のレートや取引アプリなどでは、「USD/JPY」と英語で表示されていて、それは米ドル/円を表しています。

 

米ドル/円の特徴

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相場の動き

米ドル/円がFX初心者にオススメと言われる理由は、値動きがあげられます。
米ドル/円の値動きが、他の通貨ペアと比較しても緩やかな値動きになることが多く、1日のボラティリティ(変動率)の幅も小さく、大きな損失になりにくい特徴があります。
どの通貨ペアでも言えることですが、市場に大きな不安要素(例えばリーマンショック)があれば、米ドル/円でも大きな動きを見せることもあります。

時間帯によって動きは変わる

日本人が多く取り引きする通貨は円となりますが、世界的に見ても安全通貨(世界情勢に不安があると円買いが起こる)と認識されており、いつの時間帯でも取引量がある通貨であると言えます。
ですので、日本のFXトレーダーが多い時間帯や、海外トレーダーが参入してくる時間帯で、ドル/円の流れは急に変動することがあります。

早朝の時間帯は、日本人トレーダーも少なくスプレッドは広くなりやすく、オセアニア市場の小規模の為替市場となっており、ボラティリティは比較的小さく、大きい値動きは見られない傾向です。

8時30分頃から11時30分頃までのボラティリティは大きくなります。

一般的に銀行は、その1日における外貨のレートを上昇させて、顧客に高く売りたいため、ドル買い円売りをする傾向があります。
さらに、それを狙っているトレーダーもいますので、ドル買い円売りの「円安」動きになりやすいと言えます。
特に、輸入業者(ドル建てで支払いしている)の決済が多い、五十日(ごとび)に円安傾向が強くなる傾向があります。

日中の時間帯は、変動率が少なく緩やかな相場の動きが多く、レンジ相場になりやすい時間帯と言えます(上級者にはボラリティーがないので退屈かもしれません)
日本人の個人投資家の動きは、世界的に見て独特の動きを見せることが多く、買われる傾向や売られる傾向があると、「そろそろ反転するのでは?」と考えることがあり、買い支えや売り支えとなりやすく、相場が保合になりやすいです。

米ドル/円が大きな動きを見せる時間帯は、15時くらいからが多くなります。
欧州のトレーダーが参入してくる時間帯であり、最大の為替市場であるロンドン市場が動き出す時間帯に近づいています。
ボラリティーが落ち着く時間帯もありますが、22時以降からニューヨーク市場がオープンして、さらにボラティリティが大きくなる時間帯となります

ドル/円の通貨ペアですので、アメリカの雇用統計など、様々なアメリカに関する経済指標が発表されると、ボラリティーが高くなる通貨ペアと言えます。

スプレッド

米ドル/円の特徴は、狭いスプレッドにしているFX会社が多いです。特に日本のFX業者は狭いです。海外FX業者も比較的狭めに設定されていることがほとんどです。
米ドル/円は他の通貨ペアと比較すると、スプレッドは狭くなっており、デイトレードスキャルピングなど、取引を頻繁に繰り返すトレーダーには、取引コストを抑えやすい通貨ペアとなります。

スワップポイント

米ドル/円のスワップポイントは、2国間で金利の差がほとんどなく、スワップポイントで利益を生み出すのは難しいです。
アメリカ経済が上昇して、政策金利も上昇すると、金利の差が広がる可能性もありますが(当面は無いと思われる)、日本の金利も上がれば差は広がらない可能性もあります。

金利の差が少ないため、買いポジションから発生するスワップポイントは少ないですが、売りポジションから発生するスワップポイントの支払いも少ないので、売りから入る注文もしやすい通貨ペアだと言えます。

 

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